Lesson2.書き方&マナー

みなさま、こんにちは。

今回はエアメールの書き方と韓国の手紙のマナーを紹介します。

A あて先
ハングルで書くのが基本ですが、英文や漢字で書いてもちゃんと届きます。ハングルおよび漢字で書く場合は日本と同じで、国名、住所の順番で書きます。

B 名前
氏名は日本の名前のように名字と名前のあいだをあけず、等間隔で書きます。封筒の宛名に書く敬称は、差出人と受取人との関係性によって変わりますが、一般的な敬称としては「~귀하(クィハ)/~貴下」が多く用いられています。ですが、これではちょっと硬いかなと思われるなら、「~님께(ニムケ)/~様に」や「~님(ニム)/様」を使っても大丈夫です。ファンレターにはこれらを使うのが無難でしょう。

C 差出人
封筒の左上に書きます。郵便番号と住所、送り主の氏名を書きます。英文や漢字で書いても大丈夫です。英文の場合は氏名、番地、町名、市区町村名、都道府県名、郵便番号、国名の順番で書きます。

 

【本文の書き方】
手紙の構成は、ほとんど日本の一般的な手紙の書き方と変わりません。
まず相手の名前、次に書き出しの言葉となるあいさつ、そして本文と続きます。
本文のあとは結びのあいさつを書き、日付と署名を入れます。
「拝啓」「敬具」「前略」「草々」というような決まり事は特にありません。また、時候のあいさつの定型句なども特にないので、季節について感じることを書いたり、相手の健康などについて尋ねたりするのが一般的です。
手紙の書き出しでは、相手の名前のあとには敬称として「~님께/~様に」をつけ、本文中でも「~님(ニム)/様」、「~씨(シ)/~さん」をつけます。
かしこまった丁寧な印象を与えたい時は、手紙の最後に署名を入れるとき、「올림(オルリム)」と書くと良いでしょう。日本語で「拝」と名前の横に書くのと同じような効果です。名前のあとに何も書かなくても特に問題ありません。

 

【知っておきたいこと】
韓国では女性から見た年上の男性を親しみを込めて「오빠(オッパ)」と呼びます。「お兄さん」という意味ですが、年がたとえ1つしか違わなくても「오빠」と呼ぶのが普通です。また、年上の男性と年下の女性が付き合うケースが多いこともあり、恋人に対しても「」を好んで使います。また、人気スターには「오빠~!」の黄色い声援が飛びかったりもします。

甘えた感じを思いっきり出したい時は、手紙の中で「~오빠(~お兄さん)」と呼びかけてみるのも手かもしれませんね。
ちなみに、女性が年上の親しい女性を呼ぶ時は、お姉さんという意味の「언니(オンニ)」を使います。反対に、男性が年上の女性を呼ぶ場合は「누나(ヌナ)」、年上の男性を呼ぶ場合は「형(ヒョン)」を使います。ただし、年が近いか、もしくは仲のいい間柄でない場合に使うと、馴れ馴れしい印象になり逆効果ですので、初めて呼ぶ時は、「オッパと呼んでいいですか?/오빠라고 불러도 되요?」と前置きしましょう。

名前ですが、韓国では基本的に姓だけで呼ぶことはまずありえません。同じ姓を持つ人がたくさんいるので、例えば「キムさん」と呼んだ場合、誰のことなのか多すぎて区別がつきません。そのため基本的に韓国ではフルネームで呼ぶか、下の名前で呼びます。ファンレターを書く時は、フルネームかもしくは下の名前に「님」もしくは「씨」をつけて呼びかけるのが良いでしょう。また、「あなたの演技は最高でした」などと表現したい場合の「あなた」にあたる言葉として、「당신(タンシン)」という言葉がありますが、馴れ馴れしい印象を与えたり、逆によそよそしかったり高慢な物言いにも受け取られかねませんので、ファンレターなどでは避けたほうが無難です。「あなた」の箇所には相手の名前を入れて表現しましょう。
 



 

韓国語にはいわゆる男言葉と女言葉の差が日本語ほどはありません。「私」という一人称については、相手が自分より年上だったり、あるいは礼節を重んじるべき関係にある人の場合は「저(チョ)」を使い、年も近く親しい間柄である場合は「나(ナ)」を使います。ファンレターを書く時は、相手への尊敬の気持ちも込めて書くものですので、年齢差と関係なく「저」を使ったほうが改まっていて丁寧な印象ですね。

 

いろいろ書きましたが、心がこもっていればスターはきっと喜んで受け取ってくれるはずです。是非チャレンジしてみてくださいね。






 



  

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